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自然・環境

ミミズは何を食べるのでしょうか?腐敗したものも食べる?みみずが食べる生き物や食べないものを調査

目安時間 9分
ミミズ何食べる
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畑を掘れば土の中から出てくるミミズ、釣りの餌にも使われているのはご存知でしょう。

 

そんな身近にいるミミズですが、バクテリアが分解するものであれば、何でも食べます。

好き嫌いなしです(*´з`)

 

腐っているものでもなんでも食べます。

 

え?腐っているものでもなんでも食べる?マジ??

 

まだ食べられるものでも簡単に捨てる人間にとって、この世にとってなくてはならない生き物なのです。

 

何でもというと例外も若干あるのでこれから説明したいと思います。

 

普段あまり気にする事がないミミズですが、その生態は知ると意外と面白いのかもしれません。

そんなミミズの生態を分かりやすく解説します。

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ミミズは何食べて生きているの?

ミミズは土の中に住んでいるので土を食べているのではないのかと思っている方が多いでしょう。

 

実際、土を主に食べておりますが、どんな土でも食べているのかというとじつは違っています。

土の中の微生物や有機物を食べて土壌を豊かにしているのです。

 

そしてバクテリアが分解するものであれば基本何でも食べます。

 

具体的にはこんな感じです。

 

野菜くず、果物くず、お茶、コーヒーかす、煮物、乾物、枯れたしおれた草花

 

その他、新聞紙、段ボール、ココナツ繊維、コーヒーかすの付いたフィルターまで綺麗に食べてしまいます。

 

ミミズは基本的には腐敗しているものが好みのようです。

生ゴミは生のままより腐敗が進んでいった方が好んで食べます。

 

肉、魚、パン、ご飯、麺類、クッキー、ケーキ、納豆、こんにゃく、しらたき、キャベツ、白菜、とうもろこし

ただ、肉や魚の骨までは食べることができませんし、トウモロコシの芯は時間がかかりますが、食べ残すことも多いです。

 

なので、何でも食べると言うと語弊があるかもしれません。

 

ミミズが食べないものは?嫌いなものは?

何でもミミズが食べるといっても嫌いなもの、食べないものも存在します。

 

ネギ類、油、犬や猫のフン、ガム、レモンオレンジなどの柑橘類、ジュース、牛乳、お茶、コーヒー、サラダオイル、煮汁、スープ、味噌汁、辛い物、味付けの濃い物

 

塩分の強いものも食べません。

 

ミミズが食べる生き物っているの?

ミミズはなんでも食べますが、生きている生き物は食べません。

 

土の中にいるコガネムシの幼虫やダニとか食べそうな気がしますが、動いているものは基本食べません。

ミミズには歯があるのでしょうか?

じつはミミズには歯が無いのです。

 

ではどうやって有機物を食べているのかというと、体の先端にある口で土を掘りながら食べています。

 

じつはミミズは食欲旺盛で、1日に自分の体重の半分位の有機物を摂取しているのです。

 

それだけ食べるということは、消化が早く常に空腹状態だと言えます。

1年で考えると4.5キロも食べていることになります。

 

ミミズの排泄物は養分やミネラルが含まれており土壌を豊かにする働きがあります。

ある程度のミミズの数がいる畑は養分が多く野菜を育てたりする環境として最適ですね。

 

ミミズは何動物で何類になるの?

ミミズは見た目からでは何動物なのか全く想像できませんよね?

 

手足や目がなく、もちろん足もありませんが体を伸縮されることで移動をしています。

ミミズのように無脊椎動物で足に節がないものを「環形動物」(かんけいどうぶつ)と言います。

 

その中でミミズは環帯類に分類されます。

環帯類の特徴としては細長く、左右対称、柔らかく、ヒルも同じ種類になります。

 

ミミズには体の前方に環帯という体節がみられますが、ヒルは体節の表面が壁で区切られており、見た目がミミズと違います。

ミミズにはオス、メスの違いはあるのでしょうか?

じつはミミズには見えない生殖器を持っており雌雄同体なのです。

 

オスメスの区別がなく全てのミミズがオスにもメスにもなり交尾をする事ができます。

 

ミミズは双子以上で生まれてくることが多く、卵を産んだあと約2〜4週で幼体が生まれます。

多くのミミズは夏に卵を生んで、親は秋には亡くなってしまいますが卵は越冬して春に生まれます。

 

そんなミミズですが、何と約4、6億年前から地球に生息しているそうです。
人類が二足歩行を始めたのが約600万年前ですから、人類よりはるか昔から生息していたということになります。

 

生態系のピラミッドの中では底辺に位置する存在で昔から鳥、モグラの餌にもなっています。

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ミミズに水をかけると本当に復活するのか?

灼熱の太陽の下でカラカラに乾いたミミズを見たことがあると思いますが、なぜ土から出て水のない灼熱の太陽の下に行くのでしょうか?

 

ミミズの体はほぼ100%水分であり、呼吸のための装置がなく、体表面全体で皮膚呼吸をしています。

 

ミミズは湿った場所を好むのですが皮膚呼吸をするため水たまりには住むことができません。
雨が降ってしまうと出来るだけ水が多すぎない場所に移動します。

 

  • 地中の温度上昇
  • 乾燥
  • その他雨水の影響

 

だいたいこの3つの理由で土の中では息苦しくなり地上に出てしまいます。

 

ミミズには目がないのですが、皮膚が薄いため光と熱は感じます。
突然の気温の変化天気の変化に対応しきれず、皮膚が薄いため灼熱の太陽に耐えられずカラカラになってしまうのです。

 

では、カラカラに乾いてしまったミミズに水をかけると復活するのでしょうか?

 

答えは残念ながら復活しません。

多少乾いた程度であれば復活する可能性もあるのかもしれません。

 

例えばこの動画で道路に干からびたみみずに水をかけてますが、復活しません。

 

 

例えば半分にちぎれてしまったミミズは上半身、下半身とどちらも復活することがあるのでしょうか?

 

ミミズの形を考えるとどちらも復活するのではないのかと思われますが、上半身は復活しますが下半身は再生することができないのです。

 

実は細かく切ったとしても再生するとても珍しいミミズもいます。

 

ヤマトヒメミミズは体長1cmになると1mmほど10個に分裂します。
分裂した10個の断片に頭、尻尾ができて約4日で10匹のミミズに成長します。

 

まとめ

ミミズは見た目で嫌われてしまうこともありますが土の中でとても大切な役割を果たしています。ミミズがいない土ではせっかく植えた作物も上手に育たないでしょう。

 

ミミズが有機物を食べることによって土壌が良くなり野菜が上手に育つので家庭菜園が楽しくなりますよ。

 

普段あまり見たくないミミズですが、気になる方はその生態を観察しても良いですね。

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