高刈りとは?高刈りするメリットと刈り倒しのデメリット
今は自分の畑を持っている人も多いですよね。
都会ではシェア畑などもあり、休日は土いじりが趣味という人もいると思います。畑で作物を育て、土いじりをするのは楽しいですが、厄介なのが雑草ですよね。
抜いても抜いても生えてくる雑草は、高刈りと呼ばれる方法がおすすめです。
なんで高刈りがおすすめなのかについてやメリットデメリット、また刈り倒しについても解説をしていきます。
高刈りとは?
ではまず高刈りについて解説をしていきます。
高刈りとは草刈りの方法になります。
一般的に草刈りといえば、根元から一生懸命刈ることが多いですよね。
根元から雑草を刈るのは腰を炒めますし、照り返しもきついのでなかなかの重労働です。
しかし、じつはこの根元から刈る草刈りの方法は効果がありません。
むしろ雑草が増殖をしてしまって、一次的には雑草が減った感じがしてもしばらくするとさらに増えてしまう恐れがあります。
そんな雑草を効果的に刈るのが高刈りです。
高刈りは地上からあえて10センチから15センチほど高くして雑草を刈るという草刈り方法です。
見た目的にはあまり草を刈った感じがしないですが、これにより雑草を効果的に減らすことができます。
その仕組みとしてはイネ科の植物と広葉雑草の成長点の違いにあります。
イネ科の植物の成長点は地表近くにあります。
この場合、一般的な草刈りでは成長点を刈ることができず、イネ科の植物はすぐに成長をします。
一方広葉雑草の成長点は地表から高い場所にあります。
ですので、高刈りでは広葉雑草の成長点をあえて残すことにより、広葉雑草を成長させ影や養分を吸わせることで厄介なイネ科の植物を減らすことができます。
そしてその後、広葉雑草も刈ることで綺麗に草刈りができるというわけですね。
高刈りするメリット
このように効果的に草刈りができる高刈りですが、他にメリットはないのか考えてみました。
高刈りのメリットは以下のようなものがあります。
草刈り機を傷つけない
草刈り機で草刈りを行う場合、地表近くの根元から草刈りを行うと、草刈り機の刃に泥や石が当たってしまいます。
そうなると石が自分に飛んできて危険なだけでなく、刃も傷んでしまうので、壊れやすくなってしまいます。
ですので高刈りをすることで、草刈り機を傷つけるのを防ぐことができます。
自分でできる
高刈りは腰に負担もかからず、地表から10センチ〜15センチの場所で草を刈るだけです。
ですので自分でももちろんできますし、草刈り機がなくても鎌でも十分できます。
このように高刈りは効果的な草刈り方法なだけでなく、メリットも多くあります。
刈り倒しのデメリット
刈った雑草をそのまま放置しておくことを刈り倒しと呼びます。
これを行うことで、片付けの作業を減らすことができたり、土に養分が行き渡ったり、次の雑草が生えにくくなるなどのメリットもあります。
しかし、刈り倒しにはデメリットも存在します。
刈り倒しには以下のようなデメリットもあります。
- 草刈り機を使う時に、刈った草を巻き込んでしまい能率がダウンする
- 蛇やネズミが増える
- 害虫も増える
ですので、一概に刈り倒しがおすすめとは言えません。
高刈りと比べて刈り倒しはするかしないかは畑を使う人それぞれに考え方によります。
自分の考えに合わせて刈り倒しを行うか検討してみてくださいね。
まとめ
高刈りとは地表から10センチ〜15センチほどの高さで草刈りを行うことです。
そうすることで広葉雑草の成長点を残した状態で草刈りができるので、広葉雑草が成長をすることで、厄介なイネ科の植物を枯らすことができます。
高刈りにはそれ以外にも作業が安全に楽になるというメリットも存在します。また刈った雑草を残しておく切り倒しという方法もあります。
こちらの方法はメリットもあればデメリットもあるので、自分の考えに合わせて行うか検討をするようにしましょう。
ぜひ自分に合った方法で楽しく土いじりをしてくださいね。
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