馬を飼育するには費用はどのくらいかかる?市への許可や注意点について
馬って可愛いですよね。
知能が高く懐いてくれることはもちろん、乗馬が趣味という人も中にはいるでしょう。
そしてそんな馬ですが、自宅で飼育することはできるのでしょうか?
結論から言えばできます。
飼育することは可能ですが、それなりの資金や資格など準備が必要になってきます。
ここでは馬を自宅で飼育する際に費用や許可の有無、注意点など、馬の飼育について解説をしていきたいと思います。
馬の飼育費用はどのくらいかかるのか
まず馬を飼育する際ですがどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
結論から言えば、年間で考えればだいたい10万円前後になります。
馬の飼育として欠かせないのが飼料ですね。
馬の主食といえばニンジンを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、ニンジンは実は主食には向かず、基本的に馬の主食は干し草やトウモロコシなどの人工飼料になります。
ニンジンはオヤツなどの特別な時にあげるのがよく、ハムスターで言うヒマワリの種のような感じですね。
飼料は馬の個体にもよりますが一か月だいたい5000円から2万円ほどになります。加えて飼育に必要なのが馬の靴に当たる蹄鉄(ていてつ)です。
蹄鉄=馬のひづめの底にU字型の鉄を打ちつけて、ひづめの摩滅を防ぐための金具のことをいいます。
蹄鉄も2,3ヶ月で交換をする必要があるのですが、だいたい費用としては1万円ほどになります。
このように馬を飼育するに当たっての費用はあんがい安いですが、あくまでもこれは最低限のお金です。
家に馬舎がなければ建築をする必要がありますし、道具も揃える必要があります。
そして馬を散歩させる広大な土地も必要になりますし、また病気になったら獣医さんに診てもらう必要があります。
それらを全てイチから揃えるとなると、費用としては数千万はかかってしまうでしょう。
馬を飼育するには許可が必要になる?
馬を飼育する際ですが許可が必要になります。
馬は犬や猫などの愛玩(あいがん)動物と違って家畜に該当されます。
ですので飼育する際には、愛玩動物として飼う飼わないに関わらず許可が必要になります。
申請に関しては各都道府県によって異なります。
ただ保健所や役所など管轄をする場所に問い合わせれば案内をしてもらえるはずです。
無許可で馬を飼って迷惑をかけないように、しっかり飼う際には正しい手順で準備をした上で飼うようにしてくださいね。
馬を自宅で飼育するときの注意点
馬はデリケートな動物です。
そして飼い主の態度や感情を読み取って行動をします。
だからこそ長年人間のパートナーとして長く共に生きてきたのですが、だからこそ自宅で飼育する際には注意が必要です。
では続いて馬を自宅で飼育するときの注意点について解説をします。
馬を飼育する際にはしっかりと環境を整えてあげることが大事です。
特に馬が生活をする馬房はしっかり整備をしないと馬もストレスが溜まってしまいます。
雨風をしのぐ馬房を作ってあげて、床には休息が取れるように藁を敷き詰めてあげてください。
動物には運動が必要不可欠です。
馬には定期的に散歩をしたり、走らせてあげる必要があります。
そのためには広々とした放牧場が必要になるので、やはり都会で馬を飼うことは困難ですね。
ですので馬を飼育する際には、馬を放牧させる広大な土地を準備することも検討しなくてはいけません。
そのような条件をクリアして馬を飼育し始めるとしても、いきなり馬を飼い始めたら近所の人はびっくりしてしまいますよね。
特に馬は匂いもするので、もしかしたら近所迷惑になってしまうこともあります。
大きな馬ではなくミニチュアポニーなどは小さい敷地内でも十分に飼うことができます。しかし、だからこそ近所の人にはしっかり周知をした上で馬を飼育するようにしましょう。
まとめ
馬の飼育ですが、費用としては年間で10万円前後になることが多いです。
ただそれは最低限かかるお金であり、1から準備をするとなると馬舎や広大な土地、医療費など、数千万円はかかる可能性もあります。
馬を飼育する際には許可が必要ですので、役所や保健所などしかるべき場所でしっかりと許可を取るようにしましょう。
馬を飼う際にはクリアすべき注意点はたくさんあります。
しかし、それらをクリアしたら大好きな馬との生活が待っていますので、馬を飼育することを検討してみてはいかがでしょうか?
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